治療院ヘッダーには”コレ”を入れると反応が上がる
こんにちは、杉原です。
「ヘッダー画像には何を入れれば良いでしょうか?」
長年治療院さんからのご相談を受けている中で、よくいただくご質問があります。
新規の問い合わせを増やすために、ヘッダー画像に何を書けば良いのかというものですね。
ヘッダーは見込み患者さんが最初に開く院情報(ファーストビュー)ですから、ここで続きを見たいと思われないと戻るボタンをクリックされてしまいます。
比較的簡単にできるものとして、
・院長さんの笑顔
・地名と症状名(業種名)
・電話番号
この3つはあまり失敗がなく、機械的にできるので書籍でもご紹介させていただきました。
さらに、もうワンランク上を行きたい治療院さんにはキャッチコピーを考えてみることをお勧めしております。
キャッチコピーはコピーライティング、売れる文章術を学ぶ必要があるので少々ハードルが高い技術です。
しかしその方法には一定の法則があり、結論からいうと「患者さんから見た自己利益を表現すること」ですね。
ちなみに会員さんで反応が良かったキャッチコピーは
・本気で〇〇(症状)を良くしたい、あなたへ
・個人差はありますが、通常〇回の施術で改善します
などです。いずれも、今の痛みから解放されるという、患者さんの「自己利益」が入っています。
さらに続けて、施術実績や実際に受けた方のご感想など、エビデンス(証拠)や社会的証明が入っているとなお良いでしょう。
ちなみにキャッチコピーは時代の移り変わりと共に年々進化している様子です。
書店のビジネス書コーナーを見ていると最近はタイトルに答えが書いてあるものが多いです。
(例)伝え方が9割、1分で話せ、など
情報量が増えているので出来るだけコンパクトにメリットを伝えるというなかなかハードルの高い技術ですが、コピーライティング力を身につけられると多大な恩恵に預かれると思います。
東京で大規模な産後骨盤矯正事業をされている平林さんは、求人サイトで求職者の自己利益を考えてページを作ることで、毎年安定してスタッフさんの募集に成功されています。
以前は企業理念などを伝えていたのですが、ダイレクトに給与面、条件面を前面に打ち出していったということですね。
こちらも見ている人が一番興味ある部分をヘッダーに入れた良い事例だと思いました。
ウェブサイトを作るときは常にこの視点、「見ている人の自己利益」にフォーカスしたいものです。
ところで、ホームページのどの部分がよく見られているかという、訪問ユーザーの目線(マウス)の動きを計測する無料ツールがあるのをご存知でしょうか。
ヒートマップ分析というものですが、これを使うとホームページ上のどこがよく見られていて、どこで離脱しているかを可視化することができます。
今から5年前くらいに一時流行ったものですが、当時は英語版しかないなど使い勝手がなかなか良くなかったのです。それがここにきて、日本語対応になったりスマホ分析ができるなど使いやすくなっています。
試してみたい場合は「ヒートマップ分析」で検索してみてください。治療院さんでヒートマップ分析を導入しているところはまだ少ないので、もし使いこなせたらトップクラスの業績に入ってくるかもしれません。
ちなみに秀逸なキャッチコピーのランディングページを持つある地方の1人治療院の会員さんは、腰痛の患者さんだけで1日30名クラスを施術するそうです。
1回5000円ほどの単価なので、月20日営業で計算してみてください。驚くような売上水準になってきます。
そんな方も、ヘッダーには笑顔、電話番号、地名と症状名の3点が入っており、なおかつ患者様の自己利益を含むキャッチコピーが入っています。
■追伸
今月の会員セミナーでは、岡山最大級の整骨院グループついてるケア代表の目黒大輔様にインタビューさせていただきます。
目黒さんは現在10店舗クラスの大型グループ院を経営されて、ご自身でも施術の最前線に立たれています。
デイサービス事業もされていた頃は20店舗近くあったそうですが、治療院経営20年に及ぶご経験から現代にもっともマッチした集客方法、経営スタイルなどについても広くお話をおうかがいしていきたいと思います。