【整体院ライン公式アカウント活用法】患者さん属性絞込みツールで収益率アップ
こんにちは、杉原です。
先日、新しくご入会されたある女性の治療院さんに聞いた話です。
会員さん:「ホームページから初めて反応がありました!」
杉原:「それは良かったです。ちなみに年代、性別はどのような方でしたか?」
会員さん:「40代で頭痛、めまい、更年期の方でした。理想の方がいらっしゃって良かったです。」
この会員さんは女性専門の整体院をされており、さらに40代、50代の更年期障害という性別、年代、症状まで具体的にターゲットを絞られております。
ヘッダー画像のキャッチコピーにも「こんな人に来て欲しい」が明記されており、アクセスを増やすと反応が上がるのもうなずけました。1人治療院の場合は特に参考にしていただきたい内容です。
スタッフさんが複数いる治療院さんの場合は、メインサイトで少々幅広く集客しながら、サブのランディングページで特定の層に特化するという方法があります。
このやり方で成功しているのが、岡山最大級の整骨院グループ、ついてるケア代表の目黒大輔さんです。
目黒さんは地元岡山で治療院を多店舗経営されており、公式のメインサイトはワードプレス、サブのランディングページはWIXという自作システムで作られています。
このランディングページは各店舗ごとに1つづつあり、いずれも特定の年代、症状に特化し属性が絞り込まれています。
なんでもランディングページは分院長の先生が作られたそうで、思わず上手いと膝を打つほど出来栄えです。社内にウェブコンテンツを内製できるスタッフさんがいると、やはり強いと思いました。
そして、千葉県は我孫子市で自費の整骨院をされている斎藤さんは、非常に面白い切り口でホームページを内製されています。
こちらは書籍「治療院ウェブ集客の成功法則」にも掲載させていただきましたが、足元の症状だけに特化した作りになっています。
先日ご報告いただいたお話では、年間で過去最高の売上を更新されたとか。斎藤さんは身体の特定部位による絞り込みですが、属性を絞り込むと競争優位になるお手本のような事例だと思いました。
さて、属性の絞り込みで治療院さんに役立つ無料のITツールがあります。今や主要なコミュニケーションツールになった、ラインですね。
ラインには個人用の「一般の方が使うライン」と、お店用の「店主が使うライン@」の2種類あります。
現在、ホームページの問い合わせ用にライン@を設置されている方は多いと思います。このライン@が、この夏「ライン公式アカウント」に新しく統合されることになります。
無料でライン@を使っていた方は、そのまま従来機能を無料で使えるようです。むしろ、以前は有料版でしか使えなかった機能が新しく追加されました。
追加機能の1つとして、ライン友達の「属性分析」があります。20代、30代などの年代、そして男性女性の性別割合が円グラフで分かります。
さらに属性別の一斉配信ができるようになり、例えば
・女性に限定
・50代以上に限定
・最近1週間で友達になった人に限定
など、細かく属性を分けて一斉メッセージを送ることができます。
月1000通までは無料で配信できるようですので、属性を分けながら配信しても面白いですね。アカウントはスマホのアプリから簡単に作れるようになっています。(検索;ライン公式アカウント)
余談ですが、Google広告の場合自院の広告をクリックしている人の年代、性別、さらには世帯収入までグラフで分かってしまいます。検索型ではありませんが、フェイスブックも属性別分析が可能になっていますね。
このように、自院と相性の良い患者さんの属性に絞ってマーケティング活動を行うと、無駄な労力や広告費が削減されて収益率が上がっていくことになります。
現在ITツールは属性配信などマーケティングの無駄をカットする方向で進化していますので、うまく導入できれば治療院の収益率改善につながっていくと思います。
まずは無料のライン公式アカウントや、低予算のGoogle広告などから始めてみると良いでしょう。
■追伸:月末の会員セミナーでは、仙台市若林区で自費の整体院をされている「手ごころ整体院」栗原俊さんにインタビューさせていただきます。
栗原さんは国家資格を3つ持ちながら、お若くして地方の自費整体院の開業に成功した今注目の若手治療家さんです。
インタビューでは、ラインを使った休眠患者さんの再来術や地方で自費整体院を開業する方法などについて詳しくお伺いしていきたいと思います。