ウェブに強い治療院は「サイト滞在時間」を意識している
こんにちは、杉原です。
私が20代だった頃の話です。
スポーツをしていた時に
勢いよく転んでしまい、
肩を強打してしまったのです。
その日は休日だったのですが、あまりに痛くて
急患の総合病院にかけこみました。
「この痛みはもしかしたら骨折級かもしれない・・」
ジワジワ増してくる痛みと不安に耐えながら、
まずレントゲン写真を撮りました。
医師の診断結果を待っていると
整形外科の先生:
「これは、肩鎖関節脱臼(けんさかんせつだっきゅう)ですね」
なにやら聞きなれない症状名でしたが
とりあえず素人の私でも
脱臼であることは分かりました。
手術は免れたものの、
医師からはとにかくギブスをつけて
安静にするしかないとのこと。
しかし、肩の激痛はしばらく続き、
わらをもすがる思いで
インターネットで検索したのです。
「仙台 肩鎖関節脱臼」
すると、もう今は見当たらないのですが
ある整骨院さんのブログ記事で
肩鎖関節脱臼に関する詳しいページがヒットしました。
クリックしてのぞいてみると、
・肩のレントゲン写真、テーピングで巻いた写真
・施術方法
・どのくらいの期間で痛みが和らぐのか
などなど、私が不安に思っていたことについて
・写真2,3枚以上、
・テキスト文章量にして2000文字以上
くらいでしょうか。
時間にして5分以上、そのページに食いつくように
ジーっと見ていたことを覚えています。
■「サイト滞在時間」を意識する
Googleが好むサイトですが、
このように ”おもわずジーっと見続けてしまうページ” が
以前にまして上位にあがってきているようです。
ウェブ分析の用語では、「サイト滞在時間」ということになりますが、
Googleはこのサイト滞在時間を1つ1つ計測しています。
私の会員さんで、(地名+症状名)のブログが
検索でいくつも上位にあがっている治療院さんがいるのですが、
その方は患者様と実際にあった話を、
写真付きで物語調で載せているそうです。
たとえば、
〇タイトル:●●市 変形性膝関節症 30代マラソン選手Aさんの事例
〇本文: 先日、●●市でマラソン大会にも出場されている
30代のAさんが変形性膝関節症で来院されました。
はじめてお会いした時は、これこれこのような症状で・・
※随所に写真
その後週に1回のペースで2カ月通っていただき・・
というイメージで、
「実際に起こった症例を、物語調で解説 ※写真付き」
しているそうです。
これは、探している人からすると
まさにこういうコンテンツを待っていました、
ということになります。
自然、サイト滞在時間も長くなると思います。
Googleは、このようなページを
以前にまして上位に持ってくる傾向にあり、
ある1つのドメイン
●●.com
において、このような滞在時間の長いページが
たくさんあればあるほど、
ドメインの全体評価が上がっているようです。
というわけで、ブログの更新頻度も大事ですが
無理のないペース
たとえば週に1回、月に1回でも結構ですので
「サイト滞在時間を意識したコンテンツ」
「実際に起こった症例を、物語調で解説 ※できれば写真付き」
してみると良いかもしれません。
なお、スタッフさんが複数いらっしゃる整骨院さんでは
各スタッフさんに曜日を決めて投稿してもらっても良いですよね。
1番上手だったスタッフさんにはみんなの前で表彰するなど、
ひと工夫するとさらに熱も入るかもしれません。
というわけで、ブログを書かれている治療院さんは
ご参考にしていただければ幸いです。
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