1人接骨院の成功モデル(提供:福井市 前田一博様)
こんにちは、杉原です。
本日は福井市で腰痛と交通事故治療の1人接骨院をされている
前田一博様の事例紹介になります。
http://www.maedasettukotu.com/
前田様はウェブに力を入れてから患者様が殺到し、
いまではキャパオーバーで1人ですべて受けいれることができず
他院に患者様を紹介して対応しているほどということです。
まずは、ご本人より感想をいただいておりますので、掲載させていただきます。
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福井市の(有)まえだ接骨院 前田一博と申します。
お陰様をもちまして今現在、当院への問い合わせが益々増えており
心苦しくも他院への紹介、若しくはお断りするケースが増える程になって参りました。
昨年の春頃迄は集客、リピートがうまく機能せず中々利益に現れなかったのですが、
杉原様からの電話にてのアドバイス、配信されるメールを熟読することで学びを得、
昨年夏頃から急に上昇してきました。
特に、会員限定のメルマガを繰り返して読む、聞くことで
自分もそうなりきることを徹底し、
他院の成功事例を読んで採り入れられる所を採り入れるよう、
又、成功している所は自院の利益より
お客様の利益を考えて行動されているが共通している事に気付き、
何事においても自院の利益よりお客様の利益となるよう毎日意識して参りました。
集客、リピートが増えてくると予約枠の隙間がなくなる為、
料金をやや引き上げた所でもありますが、
まだ上昇の過程にあるので様々な考えを以て上昇のスパイラルにのって参る所存です。
それと、杉原様からのアドバイス、メール配信以外は
余計な情報はあえて耳に入れないようにしており、
それのみを守って進めてきた結果が院経営の形に現れてくれたことも事実なので、いつも杉原様には感謝しております。
今後とも相談させて頂きますので、何卒、宜しくお願い申し上げます。
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ご感想ありがとうございました。
前田様は2015年にホームページ制作と
PPC広告、SEOについてご相談いただきました。
それから数年経過しましたが、素晴らしいご活躍ぶりで
いまでは1人で見切れないほど患者様がいらっしゃっているということです。
また、前田様がすごいのはそのブログの数ですね。
なんといまではその数も500投稿以上、
http://www.maedasettukotu.com/page/blog/
1人接骨院でこの数は私がこれまで見た中でも最高クラスです。
ご相談いただいた当時は、集客で悩んでいたようなのですが、
今度は逆に集客しすぎて嬉しい悲鳴ということです(笑)
では今回のケースでは何が良かったのか、3つポイントを押さえますと
1)地域1番店戦略
→福井市、というエリアに限定し、
なおかつ腰痛と交通事故に特化しました。
この切り口ではネットで地域No1になることに集中されたようです。
2)ブログの数
「地名+症状名」でブログを量産されました。
この継続性、モチベーションには目を見張るものがあります。
最初の3カ月はできても、これを何年も続けた功績はすごいですね。
3)情報源の精査
年々、ウェブのデータ通信量も加速度的にあがって
とにかく大量情報時代になりました。
すると、入ってきた情報をすべて実行するのは不可能になってきます。
そこで前田様は、この「情報源」を精査されたようです。
もちろん、人それぞれいろんな学び方があると思います。
光栄なことに、マーケティングについては
私のメルマガをご参考にしていただいているようですが、
とりあえず1年は、誰か気に入った人を1人を信じて
集中してやってみるのも良いかもしれません。
というわけで、前田さんも以前は保険型の接骨院だったのですが、
今では自費でこれだけの患者様が集まっており、
まさに自費移行の成功パターンですよね。
いま自費導入を検討されている接骨院、整骨院の方は
ぜひご参考にしていただければ幸いです。
■編集後記 ~100℃沸騰理論~
ここからはある経営の先輩から聞いた話なのですが、
いちどイメージしてみてください。
やかんのお湯を、100℃で沸騰させたとします。
ここで、もっとお湯を作りたいといって
ひとまわり大きな鍋にこのお湯を移して水を足したら、
お湯の温度はいったん下がりますよね。
それで、また100℃に沸騰させるためには
追加で火をかけていく必要があるわけです。
実は、経営というのはこの100℃の状態が一番利益が出るらしいです。
すなわち、「忙しい状態」、ですね。
この「忙しさ」がさらなる「忙しさ」「利益」を呼ぶようです。
ですから1人で今忙しいという状態は、実は一番利益がでている状態で、
スタッフさんを増やすと見かけ上売上は上がるのですが、
スタッフさんともども沸騰状態(忙しい状態)にできないと、
最終的に会社に残るお金は減ってしまうということらしいです。
ところで今回ご紹介させていただいた前田様がすごいのは、
忙しいのに今でも1人でやっていることですよね。
普通1人で忙しくなってきたら、
スタッフさんを増やすなりしますよね。
それが、1人でどこまでできるか
限界を試しているかのようなのです。
まさにお湯が沸騰し続けている状態ですね。
私も経営についてはいろいろと勉強させていただいているのですが、
やはり「利益」が一番大事のようで、
というのも、消費税は売上にかかってきますし、
正社員なら社会保険料など、実に経費としていろいろなお金が出ていきます。
もちろん、事業を広げるのは良いことだと思います。
静岡藤接骨院グループの中村様も、
いまは分院展開で素晴らしく活躍されていらっしゃいますが、
最初は1人治療院で10年頑張ったとおっしゃっていました。
ぜひ、まずは1人、または1店舗でどこまで利益を出すことができるか、
これを徹底してやってみてください。
それを経験してから、スタッフさんを増やしたり、分院展開された方が、
盤石なグループができるのかなと思った次第です。
「商売と屏風は広げすぎると倒れるよ」
江戸時代のピータードラッカーと言われる、石田梅岩が残した言葉です。
参考)https://www.amazon.co.jp/dp/4763132806
ぜひ「100℃沸騰」を意識して今後もご活躍いただければと思います。