【チラシ集客】ウェブの相乗効果で紙媒体の反応率を上げる
2024-07-07 [記事URL]
こんにちは、杉原です。
先日、地方で治療院を営む会員さんから
紙媒体チラシの反応が出ていると教えていただきました。
最近はGoogleマップやSNSなどウェブツールの影響で、
店舗運営者はどちらかというとネットに意識が向っているかもしれません。
そんな時は、ライバルの少ない紙媒体も出してみる価値はありそうです。
チラシによる集客ですが、
一般的に新聞折込やポスティングなどの反応率は
0.01%から0.3%ほどと言われています。
つまり、1万枚まくと1名から30名ほどの開きがあるわけです。
ちなみに冒頭の会員さんは、直近では
1万枚で4,5名ほど反応が出ているということでした。
反応率は約0.04から0.05%ということになります。
仮に新聞折込で1枚あたり込々5円コストがかかると考えると、
1万枚まくのに5万円かかりますから、それで5名来たとすると
1名あたり1万円の獲得コストになります。
この獲得単価が高いか安いかは、
その後のリピート率によって変わってきますが、
冒頭の会員さんは十分元がとれるとおっしゃっていました。
次にチラシの反応率を上げる方法ですが、
反応率はエリアや配信頻度、
チラシ自体の完成度に影響されます。
2016年の話ですが、私の母親の整体院で
チラシをまいた時は4000部で10名ほど反応がありました。
反応率0.25%で、1人あたりの集客コストは2000円でした。
近隣ではその反応率でしたが、
少し遠方になると反応率はガクッと落ちましたね。
どのエリアに配布するかはよく見定める必要がありそうです。
反応率の高いチラシの作り方としては、ホームページと同じで
いかに信頼性や読み手のメリットを表現できるかになります。
締切を設定して緊急性を促すのも良いでしょう。
最近だと、ランディングページのQRコードを
チラシに貼っておくのも良いかもしれませんね。
ウェブに誘導してLINEから問い合わせてもらう、
という導線を用意しておくのも良いでしょう。
ちなみに会員さんの最高記録は、2500枚まいて17名でした。
反応率0.68%で、1人あたりの集客コストは735円です。
チラシの訴求としては、8日間限定の半額キャンペーンだったそうです。
次に、今からチラシに挑戦する際の
具体的な作成方法とその配り方ですが、
ラクスルという会社が「デザイン→印刷→配布」まで
一気通貫のサービスで便利のようです。
ラクスルはランディングページで有名な
ペライチにも出資している会社で、
ネット印刷に強いサービスを提供しています。
治療院はもちろん、ほぼ全業種の
チラシのテンプレートが揃っており、
業種を選んで自社用に編集すればOKです。
チラシの編集方法は、
マイページにログインして
ウェブ上でデザインするSaas形式となります。
次に、ポスティングにするか新聞折込にするかを選んで、
地図から配布したいエリアを選択すると完了です。
ここまで1つのダッシュボード内で完結できます。
紙媒体の効果的な戦略としては
・ステップ1として「広範囲に配り」
・ステップ2として「反応の良かったところに再配布」
の2段階が良いでしょう。
再配布も、反応が良かったところを中心に、
年に4回など思い出してもらうようにまくと
接触頻度も高まって認知されやすくなります。
というわけで、店舗集客はMEOやPPC広告などウェブも大事ですが
紙媒体もエリアやターゲット層によっては
まだまだ反応が出るツールだと思います。
新聞購読率の高いシニア層や、
人口が増えている新興住宅地のエリアは
とくに試してみる価値はありそうです。
単発では反応にバラつきもあるかもしれませんが、
ウェブと併用したり、独自のデータを積み上げていくと
紙媒体も会社の強みになっていくでしょう。