【整体集客】6カ月後の”明暗を分けた”2人の物語
2013-05-30
こんにちは、杉原です。
地方で整体院を営む、ある2人の治療家がいました。
Aさん、Bさんとしておきましょう。
どちらの方も、ホームページは持っていましたが、
今の集客数にはいまいち満足していませんでした。
この先どうすればよいか、ということで
今の状況を見直してみることにしたのです。
ここまでの境遇は2人とも同じです。
しかし、ここから先、決定的に違う点があったのです。
“6カ月後の明暗を分ける決断”をしたのです。
それは・・
▼Aさんのケース
Aさんはネット集客が上手くいかない原因が、
「ホームページのアクセス数が足りないからだ」
と思いました。
したがって、対策としては
・PPC広告の単価を上げてアクセスを多くしたり、
・SEO対策を頑張ろうということで、いろんな無料登録サイトに登録しました。
・アメブロ、フェイスブックもほぼ毎日更新して、
とにかくアクセスを増やすことにほとんどの時間と労力をつぎこみました。
とにかくホームページを見てくれる人を増やせば、
自然と申込も増えるだろうと考えたのです。
一方そのころ、、
▼Bさんのケース
Bさんは、Aさんとは異なり、ネット集客が上手くいかない原因は
「ホームページの成約率にある」
と考えました。
これまでうやむやにしていた、
“ホームページの成約率”を簡単に計算してみたのです。
具体的には過去3カ月の申込数を、ホームページのアクセス数で割っただけです。
すると、成約率は1%を切っていました。
当面の目標は、成約率1%を超えるまでホームページを改善することに徹したのです。
まずPPC広告やSEO対策のことは一旦横に置いて、
・ホームページのヘッダー画像や、施術中の写真を見直してみたのです。
そして、ホームページに掲載する料金メニューもたくさんあって分かりずらかったので、
・思い切ってメニューの数を半分以下に減らしてみました。
とにかく上手くいっている整体院を参考にしてみたのです。
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いったん自分の頭の中を「空っぽ」にして、
上手くいっているホームページを偏見を捨てて眺めてみたのです。
すると、だんだん「売れる写真」「売れるパターン」が分かってきたのです。
■それから6カ月後・・
Aさん、Bさんの結果はどうなったかというと・・
▼Aさんの6カ月後
アクセスアップにしのぎを削ったAさんは、
6カ月後も財布に入るお金はほとんど変わりませんでした。
新規は増えたものの、PPC広告費は倍増し、
ブログを更新しないとアクセスを維持できない状態になってしまいました。
毎日ホームページの検索順位、
アクセス数をチェックすることが日課になってしまい、
その変動に一喜一憂してしまいます。
▼Bさんの6カ月後
ホームページの成約率を改善することに徹したBさんは、
ホームページの写真を変えただけで、いきなり問合せが2倍になったのです。
写真を変えただけなので、お金はほとんどかかっていません。
以前と同じ集客数で良いなら、PPC広告費も半分で済むようになりました。
写真を変えただけで利益が2倍になったので、
その分をさらにホームページの改善に費やしました。
ヘッダー画像をプロにお願いしたのです。
また、実績を出している人の本を買ったりアドバイスをもらったりし、
ホームページの成約率をさらにあげることにお金を回したのです。
そうこうしているうちに、ホームページの成約率は2%を超えてきました。
前と同じ広告費で3倍もの新規患者様が集まるようになり、
単純に売り上げ3倍です。
もうホームページの成約率は十分だと判断し、
一気にアクセスアップに方向転換しました。
PPC広告とSEO対策に注力です。
ここまで来るとすべてが上手く回り始めました。
前月の利益を翌月の広告費にまわすことによって、
売上は右肩上がりで上がっていったのです。
ここまで集客するとこれ以上受けられない、というところまで来ましたので、
PPC広告はクリック率の改善テスト、
SEOはページを増やすことに集中しました。
6カ月前は同じ状況にいた2人、
なぜここまで結果が異なったのでしょうか?
■2人の明暗を分けた決断
Aさんは、売れない理由を「アクセス数が足りないから」と考えました。
Bさんは、売れない理由を「ホームページの成約率が悪いから」と考えました。
ここでネット集客の大原則をおさらいしてみましょう。
ネット集客はきわめてシンプルに出来ており、
1.成約率の高いホームページを作ってから
2.アクセスを集める
という2つのステップに集約されます。
ホームページの成約率が悪いと、アクセスをいくら集めても意味がありません。
ザルで水を一生懸命すくっているようなものです。
バケツの穴をふさいでから、バケツに水を入れる。
成約率の高いホームページを作ってから、アクセスを集める。
成約率の最低ラインは1%です。
これを目安に、
・ホームページを直した方が良いのか?
・アクセスを集めた方が良いのか?
を判断し、目の前のことを着実に進めていきましょう。
■追伸 ?ポイントは、”思考”?
上の物語はフィクションですが(笑)、
現実に似たようなことが数多く起こっています。
おそらく90%以上の方が「アクセスに問題がある」と考えているのではないでしょうか。
この原因は、”思考”にあると考えています。
あなたが普段行っている行動は、すべて”無意識に考えていること”によって支配されています。
日常は、毎日決断の連続です。
とっさの決断は”普段何を考えているか”で決まってしまうので、
なかなかこれを切り替えるのは難しいです。
ではどうやって”思考”を変えるのかというと、
1日15分、自分だけの静かな時間を持つ、ということです。
日常の雑務はいったん横に置いておいて、
今日の自分の行動を振り返ってみるのです。
それは神社にお参りしたり、お墓参りでも結構です。
しばらく連絡を取っていなかった母や父に電話をしてみる、ということでも良いでしょう。
ポイントは、
「15分だけ、心を落ち着かせてみる」
ということです。
すると・・
「あの時こう考えて、こう行動したけど、本当に良かったのかな?」
「自分はこう思うのだけど、ちょっとあの人の意見も聞いてみよう」
というように、自分の内面を整理することができるのです。
すると、自然と最善な判断ができるようになります。
ネット集客の上手くいかない理由が、
・ホームページの成約率なのか、
・アクセス数が足りないからなのか、
これも思い込みではなく、正しく判断することができるようになります。
思考をコントロールできれば、以上のような問題は簡単にクリアできるようになるでしょう。